はじめに
TMLSソフテック製のオーダーメイドな業務システムが導入されると、早速システム稼働初日から効率化、省力化などの効果が現れ始めますが、時としてその度合いがお客様の想定を大きく上回ることがあります。
今まで1時間掛かっていた業務が数秒で終わってしまうなど、劇的なレベルになることもあります。
つきましては、業務のIT化と併せて、事業拡大についても同時にご検討されることを推奨いたします。
開発手法
旧来のウォーターフォール型開発の問題点
業務システムの開発手法には、大きく「ウォーターフォール型」と「アジャイル型」の2種類があります。
ウォーターフォール型は、最初の企画の段階で全体の仕様やスケジュールなどを全てキッチリと決めて、その計画に沿って開発を進めていく手法です。
古くからあるスタンダードな手法なのですが、文字通り水が流れ落ちていくようにシームレスに開発が進んでいくため、一度プロジェクトが走り出すとゴールまで軌道修正が難しかったり、お客様が開発の進捗状況を把握しにくいといった問題があります。
業務のIT化のご経験が無く不慣れなお客様の場合、最初の企画の段階でご希望の要件を的確な形で開発業者に提示していただくというのは極めて難しいことですし、後になって仕様を変更したくなったり、新しい機能を追加したくなったりすることもあるかと思います。
TMLSソフテックはアジャイル型開発
そこで、TMLSソフテックでは「アジャイル型」という新しい開発手法を採用しています。
スタートからゴールまで一気に工程を進めていくウォーターフォール型に対して、アジャイル型は、機能単位で開発を進めていき、完成したらリリースして次の機能を開発していく・・・という工程を繰り返していきます。
この、最初に全部決めずにキリの良い単位で作っていくという手法により、お客様からの軌道修正などのご要望にも柔軟にお応えすることが可能となります。（お応えできないケースもあります。）
また、機能ごとにリリースしていき、完成した部分から実際にお使いいただくことにより、お客様は目の前の見慣れた業務がどんどんIT化されていく過程をリアルタイムで体感することができます。
その結果、お客様のITへの理解が深まっていき、その中で新しいアイディアが生まれたりすることもあり、それらのフィードバックを積み重ねていくことにより、お客様にとってより使いやすく費用対効果の高いシステムを作り上げることが可能となります。
なお、TMLSソフテックは、中小企業様、自営業様に最適な規模の業務システムに特化することで、実際にお客様とお打ち合わせをさせていただいたエンジニアが、要件定義→お見積り→設計→実装→テスト→納品→保守まで、全ての工程を一気通貫で実施します。
このSOHO（個人事業主）ならではの身軽さと細やかさにより、無駄な人員による余計なコストが掛からない分お安く、且つお客様に寄り添った高品質な業務システムをご提供することができます。
料金とお支払い方法
開発費用
お客様とのヒアリングの結果を基に、ご要件を整理させていただいた上でお見積りとさせていただきます。
TMLSソフテックの基本単価は 5,500円/時（税込）ですが、システム開発というものは、絵を描いたり小説を書いたりするのと同様の創造的な作業ですので、単純に「単価×時間」だけでは適正な価格を導き出すことはできません。
ほんの数行のプログラムを書くのに丸一日掛かることもあれば、逆に一日に何百行も書けることもありますし、複雑な箇所や重要な箇所は、ボリュームは小さく時間も掛からずとも、難しい技術が必要だったり、より多くの神経を使わなれけばならなかったりします。
「費やした時間」や「成果物の大きさ」と、「成果物の価値」（＝価格の根拠となるもの）の間には、必ずしも相関性がありません。
また、業務システムでは費用対効果も考えなければなりません。
例えば、年間10万円のコスト削減効果を生み出すシステムを300万円掛けて作ったのでは、コストを回収するのに30年掛かってしまい、これでは作っても意味がありません。
そこでTMLSソフテックでは、基本単価をベースとしながらも、杓子定規な単純計算はせず、ご希望の要件、費用対効果、お客様のご事情などを最大限に考慮させていただき、SOHOならではの血の通ったリーズナブルな価格をご提案いたします。
保守費用
開発費用の15%/年を、月々でのお支払いとなります。
15%/年という数字はごく一般的な相場ですが、TMLSソフテックはベースとなる開発費用が安価ですので、保守費用も安価に抑えられます。
【例】開発費用が200万円（税込）の機能の場合
200万円（税込） × 15% ÷ 12ヶ月 ＝ 25,000円/月（税込）
お支払い方法
開発費用は、アジャイル型開発のスタイルに合わせて「リリース」ごとのお支払いとなります。
保守費用は、「リリース」時点から月々のお支払いが開始する形となります。
実質「分割払い」のような形となりますのでお財布にも優しく、また例えばプロジェクト進行中にお客様の業績が急激に悪化してこれ以上のお支払いができなくなった場合や、TMLSソフテックの品質にご満足いただけなかった場合などに、既にリリース済み（お支払い済み）の機能についてはお使いいただいたまま（※1）、そこでプロジェクトを終了、または業績が回復するまでいったん休止する・・・といった柔軟な対応も可能です。
※1 既にリリース済みの機能をそのままお使いいただく場合、当該機能の保守料は継続して発生します。
7日間のお試し期間
リリース（納品）にあたっては、7日間のお試し期間を設けております。
知名度のあるIT企業と違い、TMLSソフテックは名も無きSOHOですから、ご用命いただくにあたり「大丈夫なのか？」といった不安が当然あるかと思います。
TMLSソフテックでは、機能が完成したら、まずは7日間実際にお使いいただき、ご満足いただけた場合のみ納品＆お支払いとなり、次の機能の開発に進みます。
ですので、例えば初回リリース分で品質にご満足いただけなかった場合は、開発費用も保守費用も一切発生しないまま（何も納品しないまま）プロジェクト終了となりますので、どうぞ安心してご用命ください。
サーバとデータベース
AWS（Amazon Web Services）
お客様の大切なデータがお客様の建屋（事務所、倉庫、作業場、店舗など）内のパソコンやサーバに保存されていると、機器の故障や地震、津波、火災などの災害によりデータが全て消失してしまう恐れがあります。
そこで、TMLSソフテックではBCP（事業継続計画）の観点から、サーバには「AWS（Amazon Web Services）」を利用します。
AWS は米アマゾン社によるクラウドサービスで、業界の草分け的存在であると同時に、今なお圧倒的なシェアを誇っています。
データセンターの災害対策、セキュリティ対策も万全で、動作も極めて安定しており、処理も高速です。
Microsoft SQL Server
データベースには「Microsoft SQL Server」を使用します。
安心の米マイクロソフト社製で、30年以上の歴史を持つ優れた製品です。
余程システムの規模が大きくない限り、「Express Edition」という無償版で十分運用が可能です。
通常の有償版だとユーザー数やパソコンの台数分必要となるライセンス費用が、Express Edition では一切掛かりません。
システムの構成と運用コスト
AWS のサーバ上で Microsoft SQL Server というデータベースを稼働させ、そこにお客様がお持ちの各端末からアクセスする、「クライアントサーバ型」と呼ばれる構成になります。
運用コストは、AWS へのお支払いが月々数千円程度発生するのみです。
自前でサーバを用意して維持管理する場合と比較すると驚くほど安価ですが、この構成でTMLSソフテックではパソコン約300台同時使用の実績がありますので、ご安心ください。
ご用意いただくもの
システムの運用には、以下の2点が必須となります。
Windows パソコン、または Windows タブレット
バージョンは Windows 10 を推奨いたします。
Windows 7 以降のバージョンであれば対応は可能ですが、Windows 7 と Windows 8 は既にマイクロソフト社のサポートが終了しており、Windows 8.1 も近々サポートが終了しますので、推奨はいたしかねます。
インターネット回線
光回線を推奨いたします。
スマートフォンのテザリング機能や WiMax でも運用は可能ですが、通信品質によりシステムが本来の性能を発揮できない場合があります。
その他、LANケーブルを敷設できない場所でもシステムを利用される場合は Wi-Fi 機器の設置など、お客様のご利用環境に応じて、必要な設備をご案内いたします。